Q1.子どもの目の健康に関する相談で一番多いのはどのような内容ですか?
特に夏休みや春休みなどの休暇明けには、眼科にいらっしゃるお子さんが増えます。お休みの間はスマートフォンやタブレット、テレビなどの画面をみる時間が長くなり、目の不調や視力低下を感じるお子さんが多いためです。特に近視を心配して受診される親御さんが多くいらっしゃいます。
Q2.横になったまま本を読んでいて片目だけ視力が下がったようですが、治療すべきでしょうか?
お子さんが片目だけ近視になり、左右の視力差が大きすぎると、両目でとらえる立体視覚に影響が出ることがあり、目に疲労がたまりやすくなります。できるだけ早い段階で眼科を受診し、散瞳(点眼薬で瞳孔を開く)をした状態で精密屈折検査をして視力を測ってもらいましょう。左右の視力が大きく異なる場合は、OKレンズを使用した矯正(オルソケラトロジー)をおすすめすることもあります。
Q3.幼児期の眼科検診はどれくらいの頻度で行うのが良いでしょうか?
個人差もありますが、ある程度コミュニケーションが取れるようになった頃(一般的には2歳~2歳半以上)から、眼科検診を受診されることをお勧めします。通常は半年に一度くらいで良いと思います。眼科検診には、大きくわければ視力検査と眼病検査の2つの側面があり、検査内容としては、裸眼視力測定(Eチャート)、オートレフ測定(屈折度数測定)、精密屈折検査(散瞳を伴う)、細隙灯顕微鏡検査、眼底チェック等を行い、視力不良や斜視、眼病等の有無を調べます。
Q4.両親ともに近眼ですが、子どもにも遺伝しますか?
近視の原因は完全には解明されていませんが、基本的には遺伝的要素と環境的要素が複合的に影響して近視になると考えられます。ある調査では、「両親ともに正視」、「片方の親が近視」、「両親ともに近視」の子の近視リスクは、1対3.22対6.4と報告されています。
Q5.眼鏡をつくる際、なぜ散瞳が必要なのですか?
点眼薬で散瞳してから視力測定をすることで、仮性近視か真性の近視かが分かります。仮性近視は、正視や遠視であるにもかかわらず、調節力の異常により一過性の近視のような状態になることをいいます。特に子どもは調節力が強いため、正確な測定のためには散瞳が必須です。
Q6.子どもの近視は年齢が大きくなるにつれて度が進むのでしょうか?
大人の場合、度数の合った眼鏡をかけ目を清潔に保っていれば、度が進まずに安定していくことが多いと思います。一方、幼児期や青少年期は発育段階にあり、眼球も身体と同じように大きくなり変化していくため、度数も徐々に進んでいきます。そのため、眼鏡をしていても少しずつ度が強くなり、だんだん分厚いレンズが必要になっていくことが多いのです。一般的には、18歳以上になると身体の成長も徐々に止まり、近視の進行も落ち着いていきます。
Q7.コンタクトレンズはどのように選んだら良いでしょうか?
コンタクトレンズを購入される前には、必ず眼科で全面的な精密検査を受けてください。眼の疾病がないことを確認し、視力についても精密測定を受けてからコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。関連の研究では、長期間使えるタイプよりも、使い捨てタイプのコンタクトレンズのほうが眼に優しいという研究結果が出ています。使用時にどれだけ衛生面に気をつけていたとしても、使用後のコンタクトレンズの表面には汚れが残り、蓄積されてしまうからです。そのため、交換周期がより短いものを選ぶことをおすすめします(使い捨てタイプの中でも、2週間毎に交換するタイプより毎日交換するタイプのほうが衛生的です)。
現在、当院眼科では、お子さま向けの眼科検診パッケージ(対象:3-18歳)をご利用いただくことができます。簡易的な健康診断では行われない精密な視力測定や各種検査機器を使った検査、眼科医の解説を含む総合的な内容です。眼病や視力不良は早期に診断を受け、早めに対処することが大切ですので、ぜひ一度ご相談ください。
呉医師は20年以上にわたる臨床経験をもつ眼科医で、特に小児の斜視や弱視の治療、屈折異常、眼精疲労の診療経験が豊富です。様々な眼病の治療はもちろん、多くの外眼手術、斜視手術を担当しています。また各種の視力矯正法に詳しく、一般的な眼鏡だけでなく、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ、オルソケラトロジー用OKレンズ、円錐角膜用コンタクトレンズ、老眼鏡の処方ができます。受診をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
当院は国際基準を満たす外資系総合病院です。日本語で診察できる医師が7名おりますので、0歳児から高齢者まで、安心してご受診いただけます。日本部スタッフ(無料医療通訳)も本館に常駐しております。ご予約は、北京ユナイテッドファミリー病院予約コールセンター(英?中)-、または、日本部(-)までご連絡ください。日本部の電話が繋がりにくい場合には、24時間日本語救急ホットライン(--)もご利用になれます。ただし、救急でない場合には、夜間のご利用をお控えくださいますよう、お願い申し上げます。
预览时标签不可点收录于合集#个上一篇下一篇